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宮戸座 みやとざ

世界大百科事典 第2版の解説

みやとざ【宮戸座】

東京浅草公園裏にあった小芝居劇場。1887年吾妻座と称して初開場。96年宮戸座と改称,山川金太郎が座主になってから経営が順調になり,小芝居を代表する劇場となった。全盛は明治末期から大正にかけてで,4世沢村源之助,3世尾上多賀之丞ら名優が活躍した。1923年関東大震災で焼失,同年12月31日仮小屋で開場,28年には本建築が落成復興したが,37年2月映画,軽演劇,レビューなどの隆盛という時代の流れに押され廃座。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の宮戸座の言及

【小芝居】より

…東京における小芝居の全盛は明治の中ごろから大正のはじめにかけてであった。演劇改良の名のもとに高尚趣味に流れ歌舞伎の本質を失いかけた大芝居に対して,宮戸座を中心として,江戸伝来の庶民性を守りつづけた。その小芝居も昭和に入って衰退し,1937年宮戸座が座を鎖し,最後まで小芝居の特色を失わなかった寿劇場も45年戦火に焼かれ,小芝居の灯は消えた。…

※「宮戸座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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