宮本勢助(読み)ミヤモト セイスケ

20世紀日本人名事典 「宮本勢助」の解説

宮本 勢助
ミヤモト セイスケ

明治〜昭和期の風俗史家,民俗学



生年
明治17(1884)年

没年
昭和17(1942)年

出生地
東京

別名
号=摺衣,紅紐

経歴
小堀鞆音に歴史画を学んだ後、風俗史の研究に進み、明治41年から「考古学雑誌」、「風俗研究」などに風俗史、服飾史に関する論文を数多く発表。大正4年から農山漁村に調査を進め、「旅と伝説」「民俗学」などに民俗学的方法を導入した民間服飾研究の論文を執筆。昭和4年民俗学会創立に参加。8年「民間服飾誌履物篇」を出版、他に「上州館林方言集」「山袴の話」「麝香の臍」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮本勢助」の解説

宮本勢助 みやもと-せいすけ

1884-1942 明治-昭和時代前期の風俗史家。
明治17年2月16日生まれ。歴史画家をこころざすが服飾史,風俗史の分野にすすむ。民俗学的方法をもちいて民間服飾を研究し,雑誌「風俗研究」「民族学研究」などにおおくの論文をのこした。昭和17年5月14日死去。59歳。東京出身。著作に「民間服飾誌履物篇」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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