宮造(読み)みやづくり

精選版 日本国語大辞典 「宮造」の意味・読み・例文・類語

みや‐づくり【宮造】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「みやつくり」とも )
  2. ( ━する ) 宮殿を造ること。皇居を造営すること。また、神社を造営すること。
    1. [初出の実例]「いづものくにに宮づくりしたまふ時に、そのところに、やいろのくものたつをみて」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)
  3. みやだいく(宮大工)
    1. [初出の実例]「全体上野でも、浅草でも、お堂造りといふのぢゃアねえ。宮作(ミヤヅク)りといふのだ」(出典歌舞伎・独道中五十三駅(1827)五幕)
  4. 神社風の建築物・造作
    1. [初出の実例]「上手縁側の留り、宮造りの袖にて見切り」(出典:歌舞伎・会稽源氏雪白旗(1888)中幕口)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む