家大工(読み)ヤダイク

デジタル大辞泉 「家大工」の意味・読み・例文・類語

や‐だいく【家大工】

船大工などに対して、家屋を建てることを専門とする大工

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精選版 日本国語大辞典 「家大工」の意味・読み・例文・類語

や‐だいく【家大工】

  1. 〘 名詞 〙 家を建てることを専門とする大工。
    1. [初出の実例]「其朝大宮の九左衛門とて家大工(ヤダイク)有しが」(出典浮世草子武家義理物語(1688)五)

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世界大百科事典(旧版)内の家大工の言及

【大工】より

…現在は建築のための木工に従事する職人を大工と呼ぶが,そのほかに,荷車等をつくる車大工(くるまだいく),木造船をつくる船大工,家具をつくる家具大工なども存在した。建築に従事する大工を特に家大工(やだいく)と呼んだこともある。またそのなかでも神社・寺院の建築に従事するものは宮大工(みやだいく),堂宮大工(どうみやだいく)と呼ばれている。…

※「家大工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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