家牒(読み)かちょう

精選版 日本国語大辞典 「家牒」の意味・読み・例文・類語

か‐ちょう‥テフ【家牒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「牒」は系図の意 ) 家の系図などを、順序立てて記した文書
    1. [初出の実例]「斯並国史家牒、詳載其事矣」(出典続日本紀‐延暦九年(790)七月辛巳)
    2. [その他の文献]〔任昉‐王文憲集・序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の家牒の言及

【牒】より

…たとえば欠勤するときに届けでる仮文(けもん)もこの様式によった。はじめ高位高官の者でも自筆で書くべきものであったが,804年(延暦23)9月23日の官符によって,四品以上の親王・内親王および三位以上の職事官は家司の書いたものでも認められるようになり,家牒を成立させた。この家牒は荘園制の発展にともない(2)の用法に使われるようになった。…

※「家牒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む