家見(読み)イエミ

デジタル大辞泉 「家見」の意味・読み・例文・類語

いえ‐み〔いへ‐〕【家見】

新たに住もうとする家を下見すること。
新しい住居のようすを、親しい人が見に訪れること。
「御宿這入の御寿。刑部様より御―」〈浄・先代萩

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「家見」の意味・読み・例文・類語

いえ‐みいへ‥【家見】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 家の新築、あるいは転居の時に、縁者知人などが祝いがてらその新しい家を見に来ること。また、その祝いの金品
    1. [初出の実例]「裏松家見事、早旦に〈略〉此四人三百疋つつ持向也」(出典:教言卿記‐応永一六年(1409)一二月九日)
  3. 借り、または、買おうとする家を下見に行くこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android