宿堂村(読み)しゆくどうむら

日本歴史地名大系 「宿堂村」の解説

宿堂村
しゆくどうむら

[現在地名]福井市宿堂町

大味おおみ川支流域の谷間、別所べつしよ村の西にあり、その西は水谷みずたに村・別畑べつばた村・あまたに村それぞれの小谷間入口を経て、大屋おおや村に至る。文明一四年(一四八二)四月二八日付大谷寺円智坊宛朝倉氏景安堵状(越知神社文書)に「糸生郷山方内宿堂明王田事」とあり、享禄二年(一五二九)五月付の大谷寺所々神領坊領目録(同文書)に「壱所 山方内宿堂」とあり、室町時代は越知山大谷おおたに(跡地は現丹生郡朝日町)の所領があった。

正保郷帳によれば田方二九石余・畠方一三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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