兵庫県北西部、養父郡(やぶぐん)にあった旧町名(大屋町(ちょう))。現在は養父(やぶ)市の南西部を占める一地区。1955年(昭和30)大屋、口(くち)大屋、南谷、西谷の4村が合併して町制施行、大屋町が成立。2004年(平成16)八鹿(ようか)、養父、関宮(せきのみや)の3町と合併、市制を施行して養父市となる(なお、この合併により養父郡は消滅)。旧大屋町の名称は、『和名抄(わみょうしょう)』の大屋郷に由来し、旧町域は円山(まるやま)川の支流大屋川上流の深い山谷に立地する。西の鳥取県境には兵庫県最高地点の氷ノ山(ひょうのせん)(1510メートル)がある。但馬牛(たじまぎゅう)、ブロイラーの飼育のほか、シイタケ、クリ、カキを産する。明延鉱山(あけのべこうざん)は古くからの鉱山で、錫(すず)、亜鉛、銅などを産出した(鉱山は1987年に閉山、跡地は学習施設として活用)。「大杉ざんざこ踊」は太鼓踊の一種で国の選択無形民俗文化財。「口大屋の大アベマキ」「樽見(たるみ)の大ザクラ」は国の天然記念物。また、加保坂(かぼざか)峠にはミズバショウ公園があり、ミズバショウの自生地として国内の南西限となっている(県指定天然記念物)。
[吉田茂樹]
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…ただし,近世の地主は自作部分を内包した地主手作り経営という性格をもっているのが一般的である。 近世の地主は地頭,田主,大屋,親方,親作,地親などと呼ばれた。ところで,地主は小作人から小作料を徴収する小作経営だけでなく,酒屋,油屋,紺屋などの農村工業をはじめ質屋,穀屋,旅籠などの金融・流通業を兼営し,村方の再生産に深く浸透している。…
※「大屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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