宿守(読み)ヤドモリ

デジタル大辞泉 「宿守」の意味・読み・例文・類語

やど‐もり【宿守】

家を守ること。また、家の番人留守居
「この―なる男を呼びて」〈夕顔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宿守」の意味・読み・例文・類語

やど‐もり【宿守】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宿を守ること。また、その人。邸宅の番人。留守居役
    1. [初出の実例]「さて、これはやどもり望む人多く侍べかめる」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)
  3. 家事をつかさどり守る者。妻。内儀
    1. [初出の実例]「いまだ宿守をもちまらせぬ。御利生をもって、よい妻をあわせてたまわり候へ」(出典:天理本狂言・吹取(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android