宿直物の袋(読み)トノイモノノフクロ

デジタル大辞泉 「宿直物の袋」の意味・読み・例文・類語

とのいもの‐の‐ふくろ〔とのゐもの‐〕【宿直物の袋】

宿直物、特に、宿直装束を入れる袋。とのいぶくろ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宿直物の袋」の意味・読み・例文・類語

とのいもの【宿直物】 の 袋(ふくろ)

  1. 警護その他の役目宿直にあたる人が、その必要な品を入れる袋。特に夜具を入れる袋。
    1. 宿直物の袋〈伴大納言絵詞〉
      宿直物の袋〈伴大納言絵詞〉
    2. [初出の実例]「御門のわたり、所なく立ち込みたりし馬・車、うすらぎて、とのゐ物のふくろ、をさをさ見えず」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android