デジタル大辞泉 「寄り居る」の意味・読み・例文・類語 より・いる〔よりゐる〕【寄り居る】 [動ア上一][文]より・ゐる[ワ上一]1 物によりかかって座る。「頰杖つらづゑつきてしばし―・ゐ給へり」〈落窪・一〉2 近く寄り添って座る。「親しき者、老いたる母など枕上に―・ゐて」〈徒然・五三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「寄り居る」の意味・読み・例文・類語 より‐・いる‥ゐる【寄居・倚居】 〘 自動詞 ア行上一(ワ上一) 〙① 物によりかかってすわる。物にもたれてすわる。また、物によりかかってやすむ。[初出の実例]「却き蒲団(わらふた)に倚(ヨリヰ)ていよいよ励む」(出典:天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃))② 近く寄り添ってすわる。また、近寄ってひざまずく。[初出の実例]「親しき者、老いたる母など、枕上によりゐて泣き悲しめども」(出典:徒然草(1331頃)五三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例