寄合せる(読み)ヨセアワセル

デジタル大辞泉 「寄合せる」の意味・読み・例文・類語

よせ‐あわ・せる〔‐あはせる〕【寄(せ)合(わ)せる】

[動サ下一][文]よせあは・す[サ下二]寄せて一つに合わせる。寄せ集める。「板切れを―・せて犬小屋を作る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寄合せる」の意味・読み・例文・類語

よせ‐あわ・せる‥あはせる【寄合】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]よせあは・す 〘 自動詞 サ行下二段活用 〙
    1. 近づいて攻撃をしかける。また、互いに攻撃する。
      1. [初出の実例]「さる程に、源平両方陣をあはす。陣のあはひわづかに三町ばかりによせあはせたり」(出典:平家物語(13C前)七)
    2. 出あう。出くわす。
      1. [初出の実例]「あんのことく人うりによせあわせた」(出典:虎明本狂言・磁石(室町末‐近世初))
    3. 雌雄が番(つが)う。また、男女が情を通じる。
      1. [初出の実例]「呂不韋が古きずを起して太后とよせあはするぞ」(出典:史記抄(1477)五)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]よせあは・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 寄せて一つに合わせる。寄せ集める。寄せ合わす。
    1. [初出の実例]「大児と小児と額を寄せ合はせ」(出典:咄本・醒睡笑(1628)六)

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