デジタル大辞泉
「犬小屋」の意味・読み・例文・類語
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いぬ‐ごや【犬小屋】
〘名〙
① 犬を入れておく小屋。
② (転じて) 犬の住まいのように、小さくて粗末な家。
※にごりえ(1895)〈
樋口一葉〉七「子には
襤褸(ぼろ)を下げさせ、家とては二畳一間の
此様(こん)な犬子屋
(イヌゴヤ)」
③ ことに、元祿年間(
一六八八‐一七〇四)、戌
(いぬ)年生まれの五代将軍綱吉が
動物、特に犬を保護し、各町、また、江戸府外中野・大久保に奉行医師等を置いて、野犬五万余頭を飼い養った小屋の称。
※
財政経済史料‐一・財政・
雑税・
地税・元祿九年(1696)七月日「中野に犬小屋作事初て」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報