寅畏(読み)いんい

精選版 日本国語大辞典 「寅畏」の意味・読み・例文・類語

いん‐い‥ヰ【寅畏・夤畏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「寅」「夤」はつつしむ意 ) つつしみおそれること。かしこまること。〔広益熟字典(1874)〕
    1. [初出の実例]「命を承けて以来夙夜に夤畏し、常に寄托の効あらざるを恐る」(出典:朝野新聞‐明治一一年(1878)九月一五日)
    2. [その他の文献]〔書経‐無逸〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「寅畏」の読み・字形・画数・意味

【寅畏】いんい(ゐ)

おそれつつしむ。〔書、無逸〕昔、殷王中宗に在りて、嚴恭寅畏、天命自ら度(はか)り、民を治むるに祗(つつし)み懼れ、敢てせざりき。

字通「寅」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android