密めく(読み)ヒソメク

デジタル大辞泉 「密めく」の意味・読み・例文・類語

ひそ‐め・く【密めく】

[動カ五(四)]
ひそひそと話す。ささやく。「―・くような話し方
ひそかに物事をする。
「其の夜、兵衛の佐の許に―・く事ありと聞きて」〈延慶本平家・二末〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「密めく」の意味・読み・例文・類語

ひそ‐め・く【密めく】

〘自カ四〙 (「めく」は接尾語)
① 他に隠れてこっそりとする。ひそかにする。しのんでする。
※延慶本平家(1309‐10)二末「其夜兵衛佐の許にひそめく事有りと聞きて」
② 小さい声で語り合う。ひそひそと語る。ささやく。〔名語記(1275)〕
※夢かたり(1897)〈二葉亭四迷訳〉七「母は私語(ヒソメ)くやうな調子で」

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