密厳浄土(読み)ミツゴンジョウド

デジタル大辞泉 「密厳浄土」の意味・読み・例文・類語

みつごん‐じょうど〔‐ジヤウド〕【密厳浄土】

大日如来がいる浄土。大乗密厳経に説く、三密で荘厳された浄土で、密厳国・密厳仏国ともいう。真言宗では、このけがれた国土そのままが密厳仏国であると説く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「密厳浄土」の意味・読み・例文・類語

みつごん‐じょうど‥ジャウド【密厳浄土】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。三密の万徳によって荘厳(しょうごん)された大日如来の浄土。密厳界。密厳国。密厳。
    1. [初出の実例]「朝廷婆梨を耀かして、密厳浄土の儀式をあらはす」(出典:葉子十行本平家(13C前)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android