富倉村(読み)とみくらむら

日本歴史地名大系 「富倉村」の解説

富倉村
とみくらむら

[現在地名]飯山市大字富倉

飯山城下町から標高六八一メートルの富倉峠を越えて越後側へ下る道筋の村。標高約四一〇メートル。北に風野かざの山、南に大平おおひら峰があり、その間を流れる長沢ながさわ川の渓流域を村域とする。大平峰麓に濁池にごりいけたきわき倉本くらもと、風野山麓に中谷なかだに集落が散在する。

至徳四年(一三八七)六月付上杉朝貞宛行状に「常岩中条郷内飛倉郷地頭職半分」とあり、今清水氏に兵糧料所として預けたのを富倉の初見とする(今清水文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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