最新 地学事典 「富塩基土」の解説
ふえんきど
富塩基土
eutrosols
2017年に日本ペドロジー学会で策定された日本土壌分類体系の土壌大群の一つ。日本は温暖・湿潤気候条件下にあり,土壌は常に塩基溶脱を受け,一般に弱酸性~酸性を呈す。しかし石灰岩台地や蛇紋岩・かんらん岩などの苦鉄質岩地帯では,下層土が弱アルカリ性を呈す土壌が局在する。従来,これらの土壌は下層土の土色により暗赤色土と命名されてきたが,必ずしも暗赤色を呈す土壌ばかりではないことから,暗赤色土大群を廃止し,土壌の酸性度に基づく新たな土壌大群として命名された。
執筆者:前島 勇治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

