精選版 日本国語大辞典 「下層土」の意味・読み・例文・類語 かそう‐ど【下層土】 〘 名詞 〙 表土より下の土壌。風化作用を受けることが少ないので土質が堅く、腐食物をあまり含有しない。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「下層土」の意味・わかりやすい解説 下層土かそうどsubsoil 地表を覆う土壌層を上下2層に分け、上部の表土に対して下部を下層土という。この分け方は便宜的なもので、農耕の際掘起し(耕起)、かつ作物の根系がほぼ収まっている部分(作土)に対して、その層を支える下部を下層土(心土)とする呼び方があるが、土壌学的には、断面形のうえで、主として集積作用が行われているとみなされる層位(B層)を下層土としている。褐色(かっしょく)森林土の場合のように、腐植を含んで黒褐色を呈する表土に対して、その下部に続く褐色の層位すなわち下層土の特徴が、分類名称に採用される例がある。[浅海重夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
岩石学辞典 「下層土」の解説 下層土 土壌の基盤にあって,破砕され部分的に分解した岩石の屑の地帯[U. S. Dept. Agriclture : 1938, Holmes : 1965]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報