富柳村(読み)とみやなぎむら

日本歴史地名大系 「富柳村」の解説

富柳村
とみやなぎむら

[現在地名]常盤村富柳

南西流してきた浪岡なみおか川が西へ流路を変える氾濫原上にあり、浪岡川対岸は久井名館くいなだて村。

「永禄日記」寛文一一年(一六七一)に「去年より飛柳村派立黒滝万之介申立候」とある。申立の内容は不明だが、この記事の直前に藩では高杉遣・西浜遣・広須遣・三千石遣までの検地を行ったが、「扨当年散々不作ニ新検相止候」とあり、検地に関する献策であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android