富樫泰高(読み)とがしやすたか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「富樫泰高」の意味・わかりやすい解説

富樫泰高
とがしやすたか

室町時代武将。満春の子。初め三宝院の喝食 (かっしき) であったが,将軍足利義教に認められ,兄教家に代って加賀守護となった。文安4 (1447) 年教家の子成春と約し,成春は北加賀,泰高は南加賀の守護となった。のち一向一揆に擁立され,成春の子政親と争い,石川郡高尾城に政親を滅ぼしたが,自身も国人層に攻められて,長享年間 (87~89) 加賀で自刃したらしい。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富樫泰高」の解説

富樫泰高 とがし-やすたか

?-? 室町時代の武将。
嘉吉(かきつ)元年兄の富樫教家(のりいえ)が将軍足利義教(よしのり)に追われたあとをうけ加賀守護となる。教家,その子成春(しげはる)とあらそうが,文安4年加賀北半国を成春に,ついで南半国を成春の子政親(まさちか)にゆずる。長享2年(1488)政親が一向一揆(いっき)でほろぶと守護に復帰するが,のち国人に攻められ自刃(じじん)。名は安高ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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