嘉吉(読み)カキツ

デジタル大辞泉 「嘉吉」の意味・読み・例文・類語

かきつ【嘉吉】

室町中期、後花園天皇の時の年号。1441年2月17日~1444年2月5日。

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精選版 日本国語大辞典 「嘉吉」の意味・読み・例文・類語

かきつ【嘉吉】

  1. 室町時代、後花園天皇の代の年号。永享一三年(一四四一)二月一七日、革命により改元。同四年に文安と改元。出典は「周易」の「孚于嘉吉、位正中也」。

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日本の元号がわかる事典 「嘉吉」の解説

かきつ【嘉吉】

日本の元号(年号)。室町時代の1441年から1444年まで、後花園(ごはなぞの)天皇の代の元号。前元号は永享(えいきょう)。次元号は文安(ぶんあん)。1441年(永享13)2月17日改元。1441年は天命が改まる(王朝が交代する)革命の年とされる辛酉(しんゆう)にあたることから改元が行われた(革年改元)。『周易(しゅうえき)』を出典とする命名。嘉吉年間の室町幕府の将軍は足利義教(よしのり)(6代)、足利義勝(よしかつ)(7代)。下総の結城氏朝(うじとも)・結城持朝(もちとも)父子らが幕府に反旗を翻した結城合戦は、1441年(嘉吉1)、結城城の落城と氏朝・持朝父子らの自害で終結した。同年、播磨国守護の赤松満祐(みつすけ)は、結城合戦の戦勝を祝うとして将軍義教を自邸に招いて謀殺し、領国に逃亡。満祐はその後、幕府の追悼軍に敗れ自害した(嘉吉の乱)。

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普及版 字通 「嘉吉」の読み・字形・画数・意味

【嘉吉】かきつ

めでたい。

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