寛永十年讃岐国絵図(読み)かんえいじゆうねんさぬきのくにえず

日本歴史地名大系 「寛永十年讃岐国絵図」の解説

寛永十年讃岐国絵図(寛永国絵図)
かんえいじゆうねんさぬきのくにえず

八七×二〇〇センチ

原本 金刀比羅宮

解説 最古讃岐全図。紙本著色。寛永一七年の生駒家家臣飯田伝左衛門尉至利の裏書があり、同一〇年に生駒高俊の命により讃岐国絵図を作り、この写を金毘羅大権現に寄進すると記している。郷・庄の名と石高、およびそれに属する地名が書かれ、郷・庄は一〇一、地名は五七八。また郡別に田・畠の石高が記され、大池・寺院・神社・街道・川などが克明に描かれており、近世初期の讃岐の貴重な史料である。寛永一〇年の讃岐惣石高は二二万八千二五六石余。

活字本 「香川県通史」所収

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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