寝おびる(読み)ネオビル

デジタル大辞泉 「寝おびる」の意味・読み・例文・類語

ね‐おび・る【寝おびる】

[動ラ下二]睡眠中に恐ろしい夢などをみておびえて目覚める。また、寝ぼける。
三つばかりなる稚児の―・れてうちしはぶきたるも、いとうつくし」〈・一二〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「寝おびる」の意味・読み・例文・類語

ね‐おび・る【寝おびる】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ねぼける。また、おびえ目ざめる。
    1. [初出の実例]「ねおびれ起きたりしけしき、いらへのはしたなさ」(出典:枕草子(10C終)八三)
    2. 「宮の御迎へのおはしたると、ねをひれて思したり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫)

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