デジタル大辞泉 「寝忘れる」の意味・読み・例文・類語 ね‐わす・れる【寝忘れる】 [動ラ下一][文]ねわす・る[ラ下二]1 眠りこんで物事をし忘れる。「必ず灯を消して寝るのである…。―・れたのであろう」〈紅葉・多情多恨〉2 「寝過ごす」に同じ。「―・れた野寺の門や雉きじの声/嘯山」〈俳諧新選〉[類語]寝過ごす・寝坊 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「寝忘れる」の意味・読み・例文・類語 ね‐わす・れる【寝忘】 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]ねわす・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙① 寝ていて時の過ぎるのに気づかなくなる。ねすごす。[初出の実例]「明朝未明に御使に被遣るるに依て、一番鳥かうたふた成らばおこせと被仰付た。何卒寐わすれぬ様に致うと存る」(出典:虎寛本狂言・鶏泣(室町末‐近世初))② ねむり込んで物事をしわすれる。[初出の実例]「茂みかくれに牛逃したる〈才丸〉 竹の戸を人待下女が寐忘れて〈揚水〉」(出典:俳諧・俳諧次韻(1681)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例