寝起(読み)ねおき

精選版 日本国語大辞典 「寝起」の意味・読み・例文・類語

ね‐おき【寝起】

〘名〙
① (動詞「ねおく(寝起)」の連用形名詞化) 目が覚めて起き出ること。起きたばかりの時。寝覚め。また、その時の様子
※木工権頭為忠百首(1136頃)郭公「郭公かほつくりする我妹子がねをきの髪のうちたれてなけ〈藤原親隆〉」
② (━する) 寝ることと起きること。転じて、住むこと。生活すること。おきふし。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※今年竹(1919‐27)〈里見弴〉濠沿の家「ちっとでも気に入らないところのある人間と、一つ屋根の下に寝起するくらゐなら」

ね‐お・く【寝起】

〘自カ上二〙 目覚めて起きる。
※宇津保(970‐999頃)国譲中「御ゆどのまゐりて、ねをき給へるを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android