普及版 字通 「寨」の読み・字形・画数・意味
寨
14画
[字訓] とりで
[字形] 形声
声符は(さい)。は呪具の工を多く塡塞(てんそく)して邪霊を封ずることを示し、塞の初文。神霊を祀りこむこともあり、供えて祀ることを賽という。とりでには木や石を用い、石には砦という。おおむね辺塞の地に設けた。〔玉〕に「羊の棲宿する處なり」というのは、辺塞のそのような地が、また多く牧羊の地をかねたからである。
[訓義]
1. とりで。
2. まがき、羊を追いこむところ。
3. 字はまた塞・砦と通じる。
[下接語]
御寨・夾寨・硬寨・山寨・諸寨・防寨・要寨・鹿寨
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報