寵深花風(読み)チョウシンカフウ

デジタル大辞泉 「寵深花風」の意味・読み・例文・類語

ちょうしんか‐ふう〔チヨウシンクワ‐〕【×寵深花風】

能で、世阿弥が九段階に分けたうちの第二位(上三位の第二)の芸格。至り尽くした最深の幽玄の境地。→九位きゅうい

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精選版 日本国語大辞典 「寵深花風」の意味・読み・例文・類語

ちょうしんか‐ふうチョウシンクヮ‥【寵深花風】

  1. 〘 名詞 〙 世阿彌が説く猿楽の芸位の九段階のうちの、上三位の第二。きわめて奥深い美しさで、幽玄の最深の境地。
    1. [初出の実例]「寵深花風 雪千山を蓋ひて、孤峰如何か白からざる」(出典:九位(1428頃))

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