寸暇を惜しまず(間違いやすいことば)(読み)スンカヲオシマズ

とっさの日本語便利帳 の解説

×寸暇を惜しまず

寸暇を惜しんで
わずかの時間も惜しんで何かに没頭することを、「寸暇を惜しんで~する」という。「寸暇」がわずかの時間のことで、それすら無駄にするのを惜しんで仕事学習に当たるので「寸暇を惜しんで」というのであるが、類似した一所懸命という意味の「骨身を惜しまず」との混同によるものか、「寸暇を惜しまず」と誤用することがある。これでは「わずかな時間ですら仕事や学習に使うのを惜しまない」という意味になり、それらよりもっと有意義な時間の使い方があることになる。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報