寺尾幸夫(読み)テラオ サチオ

20世紀日本人名事典 「寺尾幸夫」の解説

寺尾 幸夫
テラオ サチオ

明治〜昭和期の小説家



生年
明治22(1889)年8月30日

没年
昭和8(1933)年1月1日

出生地
東京・小石川

本名
玉虫 孝五郎(タマムシ コウゴロウ)

別名
号=戯象

学歴〔年〕
早稲田大学英文科中退

経歴
在学中から博文館の「冒険世界」に戯象の名で書いた。大学を中退して読売新聞社に入り社会部長を務めたが昭和6年退社、作家活動に入った。「細君解放記」「結婚適齢期」「高女物語」「愛は何処まで」「夫唱婦随」などユーモア小説を多く書いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「寺尾幸夫」の解説

寺尾幸夫 てらお-さちお

1889-1933 昭和時代前期の小説家。
明治22年8月30日生まれ。読売新聞社社会部長をつとめ,昭和6年退社後作家活動にはいる。「結婚適齢期」「細君解放記」などユーモア小説で知られる。昭和8年1月1日死去。45歳。東京出身。早大中退。本名は玉虫孝五郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android