寺尾遺跡(読み)てらおいせき

日本歴史地名大系 「寺尾遺跡」の解説

寺尾遺跡
てらおいせき

[現在地名]綾瀬市寺尾 代官

比留ひる川の東岸、座間ざま丘陵の尾根上にある。県立綾瀬高等学校の建設工事中に発見された。昭和五二年(一九七七)発掘調査が行われ、深さ六メートルの関東ローム層中から七文化層が発見され、二万数千年前より約一万年前までの石器群の推移を層位的にとらえることができた。とくに第六文化層と第一文化層には出土遺物が豊富で特徴ある石器がみられた。地表面下三メートルのAT(姶良火山灰層)直下の第六文化層には約二万一千年前と推定されるナイフ形石器一〇〇点余を中心とするおよそ二千点の石器群が一〇×二五メートルの範囲に四ブロックに分布

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む