寺津(読み)てらつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「寺津」の意味・わかりやすい解説

寺津
てらつ

愛知県南部、西尾市の一地区。旧寺津町。台地と新田低地よりなる三河湾岸の港で、江戸時代は矢作(やはぎ)川の川船による、江戸への積出し港の一つ。港は現在、平坂入江となり漁船のたまり場。縄文石器を出土した枯木宮(かれきのみや)貝塚が台地末端にある。また、出土土器は「寺津式」として、標式土器とされている。国道247号が通じる。

[伊藤郷平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の寺津の言及

【須川】より

…山形県南東部を流れる最上川の支流。奥羽山脈の舟引山に源を発し,上山盆地で金山川,前川,蔵王川,酸(す)川などの支流を合流し,山形盆地に入って馬見ヶ崎(まみがさき)川,立谷川などを合わせて北流し,天童市寺津西方で最上川に流入する。幹川流路延長44km,全流域面積約682km2。…

※「寺津」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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