寺田の公式(その他表記)Terada's equation

法則の辞典 「寺田の公式」の解説

寺田の公式【Terada's equation】

土の凍結深さを理論的に求めたシュテファンの公式*パラメータを,わが国における実測データに合わせて修正したもので,かなりよい一致がみられる.ここで Ω は凍結指数と呼ばれる量で,平均気温が0℃ 以下となったときから再び0℃ 以上になるまでの摂氏温度の絶対値と時間(通常は日単位だが,秒単位のこともある)の積和である.

凍結が起こる場合

ξ=0.01Ω1/2 Ω が(℃・秒)のとき

=2.94Ω1/2 Ω が(℃・日)のとき

凍結層の上方から融解が始まる場合

ξ=0.0064Ω1/2 Ω が(℃・秒)のとき

=1.88Ω1/2 Ω が(℃・日)のとき

凍結層の下方から融解が始まる場合

ξ=0.0055t1/2 t が(秒)単位のとき

=1.62t1/2 t が(日)単位のとき

のように場合ごとに区別されている.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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