対米村(読み)ついごめむら

日本歴史地名大系 「対米村」の解説

対米村
ついごめむら

[現在地名]一色町対米

矢作古やはぎふる川と市子いちご川に挟まれた沖積地に開けた集落惣五郎そうごろう村の北にある。初め築籠つきこめ村とよんだという。寛政二年(一七九〇)鋤柄孫右衛門が、自家の守護神天照大神を村の氏神としたという記録(鋤柄家文書)から、寛政以前から農民が住みついていたことがわかる。「大屋敷」の地名があり、惣五郎村を開発した鈴木惣五郎の屋敷跡と伝える。「三河国二葉松」には、「対籠村古城不知城主」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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