寿像(読み)ジュゾウ

デジタル大辞泉 「寿像」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐ぞう〔‐ザウ〕【寿像】

その人の存命中につくっておく肖像彫刻肖像画

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寿像」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐ぞう‥ザウ【寿像】

  1. 〘 名詞 〙 その人が生きている間につくっておく像。
    1. [初出の実例]「定直寿像讚〈法文〉可愚筆之由所望申間、書遣」(出典看聞御記‐嘉吉三年(1443)一一月九日)
    2. 「百姓等是が為に祠を立て寿像(シュザウ)を造り祀(まつり)敬まふこと限りなし」(出典:新語園(1682)一)

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世界大百科事典(旧版)内の寿像の言及

【頂相】より

…一般には曲彔(きよくろく)(法会に用いる椅子)上に趺坐(ふざ)し,右手に竹篦(しつぺい),払子(ほつす),警策(けいさく)をもつ全身像が基本であるが,画像では半身像,経行(きんひん)像(経を唱えながら歩行する姿),夢中像,円相像,再来説に基づくものなど,像主の境涯や説話をとり入れた像容をもつ頂相もある。像主生存中のものを寿像(じゆぞう),没後の制作を掛真(けしん)といい,面貌の向きを異にするが例外もある。また黄檗宗では真正面の画像が用いられている。…

※「寿像」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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