封豕長蛇(読み)ホウシチョウダ

デジタル大辞泉 「封豕長蛇」の意味・読み・例文・類語

ほうし‐ちょうだ〔‐チヤウダ〕【封×豕長蛇】

《「春秋左伝」定公四年から》大きないのししと長い蛇。貪欲どんよくで残忍な人のたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「封豕長蛇」の意味・読み・例文・類語

ほうし‐ちょうだ‥チャウダ【封豕長蛇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 大きな猪と長い蛇の意 ) 他からむさぼってやまない人、貪欲な悪人のたとえ。また、暴逆な行為
    1. [初出の実例]「彼の封豕長蛇以て我をして城下の盟をなさしむ可し」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉一一)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐定公四年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android