射切る(読み)イキル

デジタル大辞泉 「射切る」の意味・読み・例文・類語

い‐き・る【射切る】

[動ラ五(四)]
矢を射尽くす。「携えた矢を―・る」
矢を射当て、物を切り離す。
「扇のかなめぎは一寸ばかりを射て、ひいふっとぞ―・ったる」〈平家一一

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精選版 日本国語大辞典 「射切る」の意味・読み・例文・類語

い‐き・る【射切】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 矢を射あてて物を切りはなす。
    1. [初出の実例]「取たりつる手は既に被射切(いきられ)て有れば、此(ここ)に取たり」(出典今昔物語集(1120頃か)二七)
  3. 矢をすっかり射てしまう。いつくす。
    1. [初出の実例]「矢壱筋さへ手柄をするに、是をおもへばはじめからいきったがわるいこんだ」(出典:雑兵物語(1683頃)下)

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