射当てる(読み)イアテル

デジタル大辞泉 「射当てる」の意味・読み・例文・類語

い‐あ・てる【射当てる/射中てる】

[動タ下一][文]いあ・つ[タ下二]
矢を射て命中させる。「的に―・てる」
ねらったものを自分のものにする。「金賞をまんまと―・てる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「射当てる」の意味・読み・例文・類語

い‐あ・てる【射当】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]いあ・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙
  2. 矢を射て目標に当てる。
    1. [初出の実例]「この川に浮きて侍る水鳥を射たまへ。それをいあてたまへらむ人にたてまつらむ」(出典:大和物語(947‐957頃)一四七)
  3. ( 比喩的に ) 推測してぴたりと当てる。
    1. [初出の実例]「直ぐと男の意中を射当(イア)てることが出来た」(出典彼女とゴミ箱(1931)〈一瀬直行〉似顔かきY)

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