射映(読み)しゃえい(その他表記)Abschattung[ドイツ]

改訂新版 世界大百科事典 「射映」の意味・わかりやすい解説

射映 (しゃえい)
Abschattung[ドイツ]

フッサール現象学の用語で,リアルな空間的事物の現れ方を示す術語。われわれが事物を知覚しうるのは,事物自身がその色彩形態を,われわれに射映してくるsich abschattenからである。しかし射映を通しての事物の自己呈示は,そのつどのパースペクティブに応じてつねに一面的でしかありえない。なお,射映してくる空間的事物と,非空間的な体験ないし感覚与件としての色彩射映や形態射映とは,区別されねばならない。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 立松

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む