コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

体験 たいけん Erlebnis

4件 の用語解説(体験の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

体験
たいけん
Erlebnis

経験が一般的,客観的であるのに対し,体験は個別 (特殊) 的,主観的であるとされる。ドイツ語の Erlebnisという言葉の歴史は比較的新しく,19世紀なかばに伝記の分野などに使用されたが,この言葉が哲学的に深められたのは W.ディルタイにおいてである。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

たい‐けん【体験】

[名](スル)
自分で実際に経験すること。また、その経験。「貴重な体験」「戦争を体験する」
《〈ドイツ〉Erlebnis》哲学で、個々の主観のうちに直接的または直観的に見いだされる生き生きとした意識過程や内容。特に、生の哲学ではその中心概念をなす。
経験[用法]

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

たいけん【体験】

( 名 ) スル
実際に自分の身をもって経験すること。また、その経験。 「 -談」 「苦い-」 「 -してみないとわからない」
〘哲〙 〔ドイツ Erlebnis〕 個々人のうちで直接に感得される経験。知性的な一般化を経ていない点で経験よりも人格的・個性的な意味をもつ。 → 経験(補説欄)

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

体験
たいけん
Erlebnisドイツ語

個々人に直接的に与えられる、知的な諸操作が加えられる以前の非反省的な意識内容をさす。経験が外界の知的認識という客観的な意味をもつのに対し、体験はより主観的、個人的な色彩が濃い。すなわち、知性による整序や普遍化を経ていない点で客観性を欠き、具体的かつ1回的なできごととして情意的な内容までも含んでいる。
 哲学史上、体験をもっとも重視したのはディルタイの生の哲学ないしは解釈学である。彼によれば、体験とは人間の主体的な働きそのものであり、生と世界とが出会う根源的な場にほかならない。しかし、体験はもっとも確実な所与である反面、主観的な偏狭さをあわせもつ。その制約を打破し、体験を全体的把握にまで高める作業が彼のいう「了解」である。体験はドイツ語に特有の表現であり、他のヨーロッパ語では「経験」になんらかの限定をつけてその内容を表す(たとえば「生きられた」経験)。[野家啓一]
『O・F・ボルノー著、戸田春夫訳『生の哲学』(1975・玉川大学出版部) ▽O・F・ボルノー著、麻生建訳『ディルタイ』(1977・未来社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

体験の関連キーワード経験則験する自作事実自選親しく手記目に遭う自賛経験表

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

体験の関連情報