尊王斥覇論

山川 日本史小辞典 改訂新版 「尊王斥覇論」の解説

尊王斥覇論
そんのうせきはろん

中国儒学における王者王道を尊び,覇者覇道を斥けるという理論。覇者である武家が700年近く政治権力を掌握した日本では,王・覇の区別が必ずしも明確ではなかったが,江戸後期,儒学思想の社会的浸透と幕府権力の弱体化にともなって尊王と斥覇とが結びつきを深め,幕末期の討幕論を随伴することになる。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android