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王道 おうどうLa Voie royale

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

王道
おうどう
La Voie royale

フランスの作家アンドレマルローの小説。 1930年刊。作者の初期の小説の例に漏れずニヒリズムが色濃く現れているが,一方,世界の不条理と人生の虚無の意識に憑かれながらも,行動を通じてそこからの解放を目指す冒険家ペルカンを描くことによって,次作『人間の条件』以後生涯にわたって追求することになる行動主義への展開を示した作品。

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王道
おうどう

王道・覇道」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

おう‐どう〔ワウダウ〕【王道】

儒教で理想とした、有徳の君主が仁義に基づいて国を治める政道。⇔覇道(はどう)
《royal roadの訳語》安易な方法。近道。「学問に王道無し」
[補説]書名別項。→王道

おうどう【王道】[書名]

《原題、〈フランスLa Voie royaleマルローの小説。インドシナでのクメール王朝遺跡の調査経験をもとにして書かれた実存主義小説。1930年刊。同年、アンテラリエ賞受賞。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

おうどう【王道 wáng dào】

中国,儒家の政治思想。儒家は天下の人民が帰服するような有徳の王者を遠い古代に想定し,それを先王といい,その政道を王道と称した。徳を政治の原理とする思想は《書経》や《論語》などに見られるが,王道を覇道と対比させて明確にしたのは孟子で,〈徳を以て仁を行う者は王たらん〉すなわち仁義の徳が善政となって流露するのが王道であると説く。王道政治の前提として経済を重んじ,生活が安定した後に教化が可能であるとする点,注目される。

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大辞林 第三版の解説

おうどう【王道】

ぎよう・舜しゆんら先王の行なった、仁徳に基づく政治。儒家の理想とする政治思想で、孟子によって大成された。 ↔ 覇道はどう
〔royal road の訳語〕 安易な方法。楽な道。近道。 「学問に-なし」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

王道
おうどう

仁愛(じんあい)によって統治する政道。力による覇道(はどう)に対する。中国、戦国時代の儒者である孟子(もうし)が唱えた。当時の諸侯は武力によって他国を圧倒し、天下に号令できる覇者になることを求めていた。しかしこの武力による征服・支配では民心が離反し、結局は国を滅ぼすとして、孟子はむしろ仁愛によって民心を帰服させる王道こそが天下統治への道であるとした。領土や軍隊の大小よりも、民心の把握いかんが統治の要諦(ようてい)であるとした。孟子のこの議論は、諸侯の欲望を踏まえたうえで仁愛の徳治を説くものであった。この王道を支えるのは功利の念ではなく仁義(じんぎ)の心である。そして堯(ぎょう)、舜(しゅん)、禹(う)、湯(とう)、文王、武王らの古(いにしえ)の聖王は皆この王道に拠(よ)っているとした。孟子の王道と覇道の峻別(しゅんべつ)は、「王覇の弁」として長く儒家の主要な主張の一つとなった。[土田健次郎]
 この思想は、わが国では江戸時代の朱子学者にも受け入れられ、山崎闇斎(あんさい)は尊王斥覇(そんのうせきは)を唱えた。朝幕関係については、初めは新井白石(あらいはくせき)のように幕府の立場を王道とする理解が一般的であったが、しだいに、世俗的な権力を行使する幕府を覇とし皇室を王とする考えが広まり、水戸学を中心に尊王論を生み出した。[明石一紀]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の王道の言及

【王】より

…殷王は〈帝〉という至上神を祭り,農作,狩猟,戦争などの結果の吉凶を亀甲や獣骨を焼いて生ずるひび割れの形によって占い,政治を指導し,政治の主宰であるとともに国家祭祀の司祭者として,華北を中心に散在する部族的国家に君臨していた。殷を滅ぼした周の〈王〉は封建された諸侯の宗家(総本家)の位置を占めたが,〈王〉は正上を支配する〈帝〉の命をうけ,その子すなわち天子として地上を支配するものと観念され,王が天に対して責務を怠ると,天帝は改めて有徳の他の者に命を与えて王とし,王朝の革命がおこると考えられ,その天命は人民の総意によって表されるとする易姓革命の考えがあらわれ,易姓革命を肯定する〈王道〉思想は,戦国時代の儒家の間で理論化されて旧中国の政治思想の骨格となった。西周の王権が衰退して春秋時代になると,南方の蛮夷である楚,呉,越などは王と称するようになり,ついで戦国時代に入ると七つの強国はいずれも王の称号を用い,もはや王は司祭者ではなく,政治的君主になった。…

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