導坑(読み)ドウコウ(その他表記)pilot tunnel

デジタル大辞泉 「導坑」の意味・読み・例文・類語

どう‐こう〔ダウカウ〕【導坑】

トンネル掘削するにあたって、全断面うち一部に先に掘った小さな坑道

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精選版 日本国語大辞典 「導坑」の意味・読み・例文・類語

どう‐こうダウカウ【導坑】

  1. 〘 名詞 〙 トンネルを掘り進む時、全断面の掘削に先立って掘削する小口径の坑道。〔工学字彙(1886)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「導坑」の意味・わかりやすい解説

導坑
どうこう
pilot tunnel

大断面の坑道やトンネルを掘進する場合に,初めからその全断面や半断面を掘削しないで,まず小断面の坑道を掘進し,これを切り広げる方法がとられることがある。この小断面の坑道を導坑という。導坑は,完成時のトンネルの断面に対する掘削の相対位置によって,頂設導坑,底設導坑,側設導坑,中央導坑に分けられる。また導坑からの切り広げや,覆工施工の順序や方法は国により異なるので,それらの工法が発達してきた国名を取って,ベルギー式,日本式,アメリカ式,イタリア式,オーストリア式,ドイツ式などに分けられる。

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