掘削(読み)クッサク(その他表記)excavation

翻訳|excavation

デジタル大辞泉 「掘削」の意味・読み・例文・類語

くっ‐さく【掘削/掘×鑿】

[名](スル)地盤岩盤を掘り取ったり削り取ったりすること。また、掘って穴をあけること。「運河を―する」
[類語]穿孔鑽孔ボーリングパンチ

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精選版 日本国語大辞典 「掘削」の意味・読み・例文・類語

くっ‐さく【掘削・掘鑿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 土や岩を掘り穴をあけること。
    1. [初出の実例]「攻路として塹壕を掘鑿(クッサク)すること延長実に十里にも及んだのである」(出典銃後(1913)〈桜井忠温〉一一)
  3. ( 比喩的に ) 掘り起こしたり、削り取ったりすること。
    1. [初出の実例]「苦しい否定と掘鑿(クッサク)の中から〈略〉より新鮮な生と芸術水脈に到達したのではないか」(出典:芸術・歴史・人間(1946)〈本多秋五〉三)

掘削の補助注記

「掘削」は「掘鑿」の書き換え。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「掘削」の意味・わかりやすい解説

掘削
くっさく
excavation

河川,運河,道路鉄道ダム建築物などの工事において,必要に応じて土地 (地盤) を掘り,また,それによって生じる掘削土を処理すること。掘削機械にはパワーショベルバックホーなどがある。岩石などの掘削には発破を用いることもある。

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世界大百科事典(旧版)内の掘削の言及

【ボーリング】より

ビットによる圧砕作用または切削作用によって,地殻に比較的小径で深い穴を掘ること。試錐あるいは掘削ともいう。石油,天然ガス,地熱などの採取を目的とする坑井の場合にはさく井ともいう。…

※「掘削」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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