小下田村
こしもだむら
[現在地名]土肥町小下田
八木沢村の南にあり、西は切立った断崖が続くため漁業はほとんど営まれない。村は下・菅沼・藤沢・米崎・中・大木山・小峰・坂上の小名からなる。はじめ幕府領、宝永七年(一七一〇)一部が旗本間部領、文化八年(一八一一)幕府領が相模小田原藩領となり、相給で幕末に至る(韮山町史)。宝永二年の年貢割付(山田家文書)によれば田地二八町七反余・畑屋敷地三七町五反余、高五九四石余。浮役は定納鹿皮一六枚(永一貫六〇〇文)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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