小侍従集(読み)コジジュウシュウ

デジタル大辞泉 「小侍従集」の意味・読み・例文・類語

こじじゅうしゅう〔こジジユウシフ〕【小侍従集】

平安末期の私家集。1巻。小侍従自撰。寿永元年(1182)成立

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精選版 日本国語大辞典 「小侍従集」の意味・読み・例文・類語

こじじゅうしゅうこジジュウシフ【小侍従集】

  1. 平安末期の女流歌人小侍従の私家集。一巻。春、夏、秋、冬、恋、雑に部類され、百首歌の残欠と思われるものを含む伝本もある。小侍従は二条天皇高倉天皇に仕えた宮廷女房で、「待つ宵にふけゆく鐘の声聞けばあかぬ別れのとりはものかは」の秀歌で「待宵(まつよい)の小侍従」と呼ばれた。二条院讚岐や殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ)と並ぶ当時の代表的女流歌人。

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