家庭医学館 の解説
しょうにすとろふるすとすとろふるす【小児ストロフルスとストロフルス】
ところが最近、小児ストロフルスということばは、ほとんど使われなくなりました。それは、原因が虫刺症(ちゅうししょう)(虫刺(むしさ)され(「虫刺症/痒疹」))とわかったためです。
では、ストロフルスとは何でしょうか。
それは、虫刺されに対する免疫(めんえき)がまだ不十分な乳幼児が、虫に刺されて過敏反応をおこし、刺された部分がしこりになって残る状態をさします。とくにアトピー体質のある家系の子どもにみられる傾向があります。
治療は、ステロイド外用剤、抗ヒスタミン薬の内服が中心となります。また、戸外で遊ぶときなどには、昆虫忌避剤(きひざい)(虫よけスプレーなど)を使用して予防します。