六訂版 家庭医学大全科 「小児ストロフルス」の解説
小児ストロフルス
しょうにストロフルス
Strophulus infantum
(子どもの病気)
どんな病気か
乳幼児期に虫刺されのあとに生じる、かゆみの強い
原因は何か
虫の
症状の現れ方
手足や体の虫に刺されたところが赤くふくらみ、強いかゆみが生じます。数時間から数日の間に米粒から親指大までの盛り上がった
検査と診断
症状が激しい場合は血液検査を行うことがあります。
治療の方法
塗り薬として、抗炎症作用の強いステロイド外用薬を用います。感染を伴うような場合には、抗菌薬の外用薬か内服薬を併用します。かゆみに対しては、抗アレルギー薬を内服します。
予防として、外出時には肌の露出部分に虫よけスプレーを使用するか、長そで・長ズボンを着せるなどします。
病気に気づいたらどうする
皮膚科を受診します。小さな子どもはかゆみを我慢することができず、引っかいて病気の増悪を招くとともに、不眠の原因にもなることがあります。
安元 慎一郎
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報