日本歴史地名大系 「小内八幡神社」の解説 小内八幡神社おうちはちまんじんじや 長野県:中野市安源寺村小内八幡神社[現在地名]中野市大字安源寺安源寺字石原にある。祭神は応神天皇・大気津姫命・神功皇后・大日命。旧郷社。この地へ還住した高梨頼親は庄内八幡宮に一〇貫文の社領を寄進し、領内に御祓巻数を頒布し、重ねて社領を寄進している(片山文書)。その後、庄内の社名は小内郷にちなんで小内に改められ、「延喜式」神名帳に記載の小内神社を称して、寛延三年(一七五〇)綿内(わたうち)村(現長野市)と社号を争い敗れた。本社は高梨氏が櫪原(くぬぎはら)庄より移した伝承がある。また飯山(いいやま)城主堀直寄は二五貫文を寄進し、松平忠倶は社殿の再建を行っている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by