日本歴史地名大系 「安源寺村」の解説 安源寺村あんげんじむら 長野県:中野市安源寺村[現在地名]中野市大字安源寺長丘(ながおか)丘陵の南端の高丘(たかおか)台地東部に立地し、東に丘陵を負い、北は栗林(くりばやし)、西より南は草間(くさま)・安源寺新田(あんげんじしんでん)村に接する。本村は安源寺の門前集落で、寺名の初出は下記の上杉景勝朱印状(常楽寺文書)である。<資料は省略されています>この地の領主高梨氏が武田氏に追われて後、上杉景勝が川中島を領有するに及び、天正一〇年(一五八二)八月、本領は先忠者がいるので残る安源寺周辺の二千貫の地を高梨頼親に安堵すると約している(「上杉景勝宛行状」高梨文書)。安源寺跡の近くに居館があり、丘陵上には未完成の山城遺構がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by